FrontPage

メールサーバーの更新・切り替えの手順案

前提

ハードウェアの更新にともなうサーバー側、ユーザー側の設定の順番について

  • メールサーバ/popサーバの設定(管理者)
  • DNS/MXレコードの設定(管理者)
  • メールソフトの設定(ユーザー)

メールサーバ=POPサーバを前提とする。メールサーバーからpopサーバーに対して メールの転送などは必要ないものとする。

手順

旧メールサーバに残ったメールを新メールサーバに転送はしない場合

  1. メールサーバー/popサーバーを設定する
    1. 受け入れるドメインの設定
    2. アカウントの設定
  2. メールソフトの設定(ユーザー側)
    1. メールソフトにアカウントを追加しsmtp/popを新メールサーバを使えるようにする。しばらくは新旧両方のpopサーバーをチェックしてもらう。smtpにはどちらを使っても良い。
  3. 新メールサーバの all-account にメールを送りユーザーが新メールサーバーから受信できることを確認する。
  4. DNSを切り替え MX に新メールサーバーを指定する。旧サーバーは削除。
  5. ユーザーはしばらく新旧のpopサーバーをチェックしてもらう。smtpはどちらをつかってもよい。
  6. (数日以上後、取得していないユーザーがいれば)ユーザーに旧メールサーバーのメールを全て取得してもらう。そのご旧popサーバーの設定をメールソフトから削除。
  7. 旧メールサーバーのログを確認する。
    1. smtpの送信先として指定しているユーザーは?
    2. spoolにメールは残っているか? (残っているからまずいわけではなくポリシーによる)
  8. 旧メールサーバーを停止。

3. 4.の間に特に時間の制約はない。mxの設定とユーザー側の設定を(ほぼ)同時に行う必要はない。

mxに指定されたサーバーはたとえprecedenceが低くても(has larger value)メールは受信する。優先度の高いサーバーが正常に動いていても相手からみたら経路のどこかに不都合があるかもしれない。

たとえMXに指定されていなくてもport25が開いていればメールは送られてくる。これは殆どSPAM。まれにそのホストのroot宛てにメールしたくなることがあるから全部が全部SPAMとは言い切れないけど。

営業日の真昼間にMXをいじるメリットが理解できない。

MXを切り替えた時点で旧サーバーのsmtpサーバーは止めるべき。

MXの切り替えの休日、夜間にすれば、ユーザは旧サーバーのメールボックスを一度チェックして新メールサーバに切り替えればすむ。


トップ   差分 バックアップ リロード   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2014-07-01 (火) 02:57:41 (3590d)